皆さま、こんにちは。
今日は、個人旅行でヨーロッパ14カ国まわった私が、
『これはよかった!』と思う防犯対策についてご紹介します。
個人旅行は、防犯対策をしないと、怖くて観光なんてできません。
20年弱、ほぼ毎年、海外旅行に行く私が、手軽だけど安全に旅する秘訣をお教えしますね。
簡単にバッグを開けさせないためには『カラビナ』
『カラビナ』は、登山用具で使われてきたものです。
私の対策では、100均で売っているようなこのバネ式の形で十分です。
(ネジ式やロック式だと開閉時にイラッとしちゃいます)
使い方は、
カラビナは、こんな風につけたままで旅をしてください。
『ここは気をつけた方がいいな』と思う場所は、こんな風にジッパーの左右の穴にカラビナを通してください。
『これで大丈夫なの?』と思われるかもしれませんが、実際バッグにこれがついていたらどうでしょうか?
カラビナを穴からはずして、ジッパーを開けて、お財布をとるのは大変だと思います。
このカラビナは、大きなものから小さなものまでサイズが豊富です。
あなたのバッグにあう大きさを選んでくださいね。
私のようにデイバッグ派なら、必ずつけて欲しいアイテムです。
注意点
両開きのジッパーのバッグに、この方法は優れていると思います。
穴が小さい時は、小さなリングや、安全ピンを通して、そこにカラビナをつけて使ってみてください。
バッグ自体を切られたりしなければ、有効だと思います。
それと、人混みの中ではバッグは前に抱えましょうね。
カラビナをつけた部分は、どうしても擦れてしまうので、それが気になる方にはオススメできません。
置き引きにあわないためには『防犯ブザー』
『防犯ブザー』は首やバッグにつけて、引っ張ると大音量で音が鳴ります。
あまりカッコイイものではありませんが、こんな使い方をしていただくのはいかがでしょうか。
まず『防犯ブザー』『ネジ式のキーリング』をご用意くださいね。
使い方は、
キーリングは、こんな風につけたままで旅をしてください。
※スーツケースなど幅広の持ち手にもつけられますよ。
『ここは気をつけた方がいいな』と思う場所は、こんな風に防犯ブザーとキーリングをつないでください。
体験談
未遂でしたが、チェコの電車内で、この対策が役に立ったことがあります。
私は、スーツケースに防犯ブザー、もう片方を手すりに縛り付けておきました。
間違えずに電車に乗れた安堵感と、電車の旅もできた!という達成感で、座席からのんびり外を眺めてました。
そんな穏やかな時の中、カーブで電車が左に傾きました。
海外の電車って日本と違って、右や左に結構傾く時があるんですよね。
『揺れるなぁ』なんて呑気に思っていたら、
防犯ブザーをつけていたスーツケースが『ズ、ズ、ズー!』っと動きだし、
ピンがはずれて、『ビーッ!』っとけたたましく音が鳴りました。
皆が一斉にこちらを向きましたよ!
『さすが防犯ブザー、びっくりした!』なんて感心してる場合じゃなく、とりあえずお辞儀をしながら乗客の皆さんに日本語で謝りました。
欧米人しかいない車内で、大音量に大慌てした私が音を止めて、謝る姿を想像して笑ってください。
その後、外国人のご家族が、『大丈夫?』と声をかけてくれました。
『さっき電車を降りた2人組は泥棒だったのよ、あなたが心配だった』『そのブザーすごいね』みたいなこと言ってました。
乗り換えの時も、このご家族にはお世話になりました。
海外では、人の優しさが心に染みます。
防犯ブザーが鳴ったので、泥棒らしき人達は逃げましたが、正直、私は狙われてたことすら分からなかったです。
防犯ブザーには、これからも怖いことがあった時に私の『心の声』として叫んでもらおうと思います。
まとめ
海外旅行は何があるか分かりません。
泥棒から身を守るのは、自分自身です。
この2つは大きなものでもありませんし、おまもりぐらいの感覚でお持ちいただくのはいかがでしょうか。
防犯対策については、今日はこの2つだけをご紹介しました。
簡単でも自分でできる対策をし、楽しい思い出をたくさん作って旅をしましょうね♪
Ten esperanza ☆