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キャンドルアーティストが教える 『スス』が出にくいキャンドル

キャンドルと松ぼっくり お気に入り

皆さま、こんにちは。

突然ですが、キャンドルはお好きですか?

私は大好きです。
リラックスしたい時に火を灯して見てるのも好きですし、好きな香りを入れて自分好みに作るのも好きです。
キャンドルと過ごす時間は、日常で感じた嫌な事、不安な事が和らぐ気がします。

そんな私は、好きが高じて、JCA日本キャンドル協会のキャンドルアーティストの資格を取りました。
もう10年くらい前のお話ですけどね。

レッスンでは様々なキャンドルを作ったり、キャンドルについての歴史を学んだりしました。
特に、成分からの製法を色々考えたりするのが楽しかったです。

よく言う、『知れば知るほど好きになる』ってやつですね。
だからこそ、周りの人たちにも好きになってもらいたいと常々考えています。

しかし、私の友人にキャンドルをすすめると、『ススが出るので天井が汚れるし、あんまり・・・』と言われました。
確かに火が出るものは危ないし、敬遠される方もいらっしゃいますよね。
実際、お子さんやペットと暮らしている方は特に気になる点かもしれません。

あなたにもキャンドルが好きになっていただけたら嬉しいので、今日は『スス』が出にくいキャンドルと使い方をご紹介したいと思います。

まず『スス』は何かと言いますと・・・

『スス』は一酸化炭素です

説明するのに、ちょっとだけ化学のお話しをさせてくださいね。

『スス』は、不完全燃焼により発生した一酸化炭素(CO)のことです。
パラフィン(石油系)ワックスは、炭素化合物(C)です。
芯が吸い上げたパラフィンワックスが気化し、酸素(O2)と結合することでキャンドルは灯ります。
これがきちんと出来ていれば二酸化炭素(CO2)が発生しますね。

でも、それが何らかの理由により酸素が不足して不完全燃焼を起こし、『スス(CO)』が発生します。 

つまり、
正常:  C+O2→CO2
異常:2C+O2→2CO 『スス』が出る ってことです。

ちなみにこういった知識も、キャンドルアーティストになるには勉強するんですよ。
学生時代を思い出しますよね。

『スス』が出にくいキャンドルは?

なるべく、天然素材で作られているキャンドルを選びましょう。
原材料が『大豆(ソイワックス)、ミツバチの分泌物(蜜ろう)、ヤシの実(パームワックス)』あたりがメジャーですね。

石油系のパラフィンワックスは天然素材のものより『スス』が出やすいです。
お寺によくあるツルツルした外観で、炎が大きく揺らぐろうそく(キャンドル)ですね。
時代劇なんてみるとススが出るのを目視できますよね。

Bitly

それと、香りの成分でも違います。

100%精油(エッセンシャルオイル)がおすすめです。

合成香料などはやはり『スス』の原因となりやすいです。

では使い方で『スス』を軽減できる事はないのでしょうか?

火の消し方で『スス』すすは軽減されます

誕生日気分で炎を吹き消したりするのもいけません。
『スス』はもちろんですが、嫌な臭いも出やすいです。

吹き消すのは、お誕生日や記念日など特別な時だけにしましょう♪

では、どうやって炎を消したらいいかと言うと、ピンセットなどで芯をつまみ、ワックスが溶けて溜まっているところに芯を倒して、炎を消しましょう。

キャンドル

キャンドルの炎の消し方

注意点は、炎が消えたら、すぐに倒した芯を起こしてくださいね。

まとめ

  • 天然素材で作られているもの
  • 100%精油で香りつけされているもの
  • 炎を消す時は吹き消さない

これだけで『スス』はかなり軽減されます。

あなたにも素敵なキャンドルライフを体験していただきたいと思いご紹介しました。

それと、キャンドルを灯す時は、換気をし、安全を確認した上で使用してくださいね。
リラックスしすぎて寝ちゃダメですよ。

キャンドルとメガネ

寝室で炊くキャンドル

Ten esperanza ☆

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