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【ライプツィヒ】バッハが音楽監督をつとめた聖トーマス教会とドイツ鉄道

ライプツィヒの教会とドイツ鉄道のロゴ 旅行

皆さま、こんにちは。

今回は、ベルリン中央駅(Berlin Hbf)からICE(高速列車)に乗って約1時間30分、ライプツィヒのご紹介です。

ここは、作曲家で音楽家でもあるヨハン・セバスチャン・バッハが、人生の約半分をトーマスカントル(音楽監督)で過ごした聖トーマス教会があります。

バッハのお墓もこちらに移され、今も眠っておられます。

こちらは、ベルリンからどこかに日帰り旅行したい!と思っている方におすすめの場所ですよ。

場所はライプツィヒの中心部

ライプツィヒ中央駅(Leipzig Hbf)から1キロくらい歩くと聖トーマス教会に着きます。
S-Bahnなら、中央駅から1駅のマルクト駅(Markt)で下車してくださいね。

聖トーマス教会の魅力は盛りだくさん

2台のパイプオルガン

ロマネスク様式のパイプオルガンは、祭壇と向かい合っています。
両端から教会内部の空間を包み込み、音を捧げている感じが素晴らしいです。

バロック様式のパイプオルガンは、バッハのステンドグラスと向かい合っています。
このオルガンは、バッハの曲のみでしか演奏されないということからも、崇められている感じが素敵ですよね。
私は言われるまで、どこにあるか分かりませんでした。

教会ではパイプオルガンの練習が行われています。

練習時の演奏者の姿は見えないのですが、重厚で華やかな音色が際立ちます。
同じフレーズを何度も聴けるなんて、コンサートでは味わえないお得感があります。

合唱団

聖トーマス教会合唱団は、年齢に関係なく共同生活をしています。
彼らは、学校に行き、帰ると合唱の練習、そして楽器も習っているそうです。

日々の生活を通じ、お互いの良いところも、悪いところもわかり合っているからこそ、あの美しいハーモニーが作られるのでしょうね。
個々の努力と才能溢れるこの合唱団は、本当の意味での偏りのない音楽を、私たちに届けてくれる気がします。

バッハを感じる空間で、荘厳なパイプオルガンと共に彼らの歌声を聴ける喜びを、多くの方に知っていただきたいです♥

バッハの銅像

聖トーマス教会とバッハ像

聖トーマス教会とバッハの像

突然ですが、クイズです!

バッハの上着の下のベスト、2番目のボタンが外れています。
なぜでしょうかか?

  1. 胸のポケットに、指揮棒をしまいやすくするため
  2. 人からもらった、リベートを懐に入れやすくするため

ヒント:銅像の上着、左ポケットが裏返しになっています。
(私の撮った写真だと分かりにくいですよね・・・ごめんなさい)

音楽好きの方は、1であってほしいと思いますよね。
正解は2番です。

理由は、バッハには20人の子供がいたため、家計は年中、火の車でした。
上着の左ポケットが裏返しになっているのは、『お金がないです』っていうのをユーモアたっぷりに表しているそうです。

なので、正解は2番の『お金、いただきますよ』って答えになります。
音楽の父と言われるバッハに親しみを感じますよね♪

行きたくなったでしょ?

それでは、ドイツの列車についてご紹介します。
日帰り旅行をするときは、列車が便利ですもんね。

ドイツ鉄道の切符は早く買うのがお得です

駅の窓口や券売機で切符を買うことも、もちろんできます。
しかし、ドイツ鉄道(DB)の公式サイトで切符を購入するのが、私は一番お安いと思います。

Googleの翻訳機能を使えば、そんなに難しくなく予約ができると思います。
購入中にスリにあうかも・・・みたいに心配することなく、日本で慌てずに落ち着いて買える意味でもこちらをおすすめします。

私は利用したことがないのですが、日本語で予約が取れるサイトもあるようです。
さてさて、主なチケットの種類は、
種 類(ドイツ語/英語) 料金 乗車車両 キャンセル City-
Ticket
Super Sparpreis
Super saver fare(超早割)
最安 予約した列車のみ × ×
Sparpreis
Saver fare(早割)
早割 予約した列車のみ
(要手数料)
Flexpreis
Flex(フレックス)
正規 指定日の列車
(基本無料)
Flexpreis Plus
Flex Plus(フレックス・プラス)
正規 指定日の1日前から
2日後の列車

(無料)
ちなみに、City-Ticketがあると、100km以上という条件はありますが、目的地についた後も公共交通(Sバーンとかバスとか地下鉄など)が利用できます。
ネットで予約した時は、予約番号をプリントし、持参するようにしてくださいね。

『利用したいけど列車は不安・・・』って方は、コンパートメント(個室)の車両がおすすめです。
扉がついたアクリル板で通路と仕切られています。

私も以前、夜にウィーンからザルツブルグへ移動することがありましたが、コンパートメントのチケットを買ったので安心して移動ができました。

それでも不安な時は、『Ruheberich(ウーベハイヒ)』の車両を選んでみてはいかがでしょうか。
簡単に言うと、おしゃべり禁止車両です。
本来は駄目な使い方ですが、緊急時大きな声を出せば、『うるさいなぁ』って顔して、誰かが見てくれるでしょう。

ドイツの駅は、進行方向が同じ場合は、乗り換えホームも一緒で移動が楽だったという思い出があります。

テーブルごとの大きな窓のついた食堂車や、バーカウンターのようなビュッフェがついた列車も、また違った気分で楽しいですよ。

座席にコンセントや、無料のWi-Fiが使えたり、一等車ならラウンジが利用できる駅もあったりヨーロッパの列車旅はおもしろいです。

座席に食事を運んでくれる列車もあるので、列車で寝ちゃうなんてもったいないです。
興味がありましたら列車も利用してみてくださいね!

乗車時の注意点

『駅でどうしたらいいの?』って思うかもしれませんので、こちらも補足しておきますね。

  • 改札はないので、直接乗車する列車のホームに行ってください
  • 車両の側面に、列車番号と座席のクラスが表示があります
  • 車両内の前方にも、日本の新幹線のような行き先の表示があります
  • 車両のドアが閉まっていたら、点灯している緑色のボタンを押して開けます
  • 座席は、
    予約あり→席の上部(荷物がおけるとこ)に行き先の表示があります
    予約なし→表示なしです
    ※座席のピクトグラムに▢の表示がある方が窓側です
  • 検札のときに『パスポート』や『購入したクレジットカード』を見せてといわれることがあります

まとめ

ライプツィヒへの旅は、事前に切符を購入し、列車で訪れるのがおすすめです。
聖トーマス教会のパイプオルガンと合唱団の歌声は最高です。
バッハの博物館に行き、音楽の見識を深めるもよし!
カリーヴルストのスタンドやカフェでお腹を満たすのもよし!

ベルリンの壁の崩壊は、ライプツィヒの市民デモから始まったと言われています。
音楽だけではない、この街の底力をぜひ現地で感じてみてください。

6月といえば、ライプツィヒ音楽祭です。
この街で活躍されたメンデルスゾーンの楽曲も素敵ですよ。

Thomas Kirche (聖トーマス教会)
住所;Thomaskirchhof 18, 04109 Leipzig

メンデルスゾーンの像

聖トーマス教会の外観とメンデルスゾーンの像

Ten esperanza ☆

 

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